メザシの土光
カテゴリー:整体ブログ 公開日:2016年03月14日脳幹を調整し、免疫力・自律神経を整える大阪堺市/整体院エール 木村です
こんにちは!
メザシの土光
「諸君にはこれから3倍働いてもらう。役員は10倍働け。」
「俺はそれ以上に働く」 これは元東芝社長、土光敏夫氏のお言葉です。
東芝といえば、
日本で初の扇風機を開発した会社であり、 日本初のラジオ送信管、ラジオ受信機を開発し、 日本初の洗濯機、冷蔵庫を完成させ、 日本初のテレビを完成させた会社です。
文明人としての憧れの全てを提供してきた会社です。
しかも、その時間軸には 2回の世界大戦が入りこんでいるのです。
当時、どれだけの努力や苦労があったことか・・・
土光氏の覚悟伝わるこの本気メッセージが きっと、
役員、社員の心に響いたのだと思われます。
あの 東芝不正会計問題のニュースを見ていると、
土光さんは嘆いているだろうな?と思わずにはいられない。
さて、話変わりますが、 僕の生まれた年は昭和48年。
小・中学生の頃はバブル絶頂期でした。
彼女へのプレゼントに、ティファニーの○○万円の指輪が人気だとか?
都心の土地価格が一坪○○○万円とか?
当時、そのようなニュースを見て、 子供ながら「日本はすごいんだ」と思った事を今でも覚えています。
しかし、どんどん良くなっていく一方で、 日本人は働き過ぎだと批判を受けるようになります。
そして、
週休2日制が始まり、 労働基準法が改正され、
フレックスタイム制が導入され、 過労死が労災認定されるようになります。
そのころには、日本人の意識も 「もっと休まねば!」との思いが強まり
女性には産前産後休暇が認められ、 男女平等に育児休暇が認められます。
リフレッシュ休暇や、 ボランティア休暇というものも出てきました。
「休むのは当然の権利」という環境になって来ていた頃です。
休む術を覚えた私たちは、海外旅行や家族との絆を形成したり、
自己投資するなど 皆それぞれ、様々な価値観を持ち、 同時にニーズも多様化されるようになりました。
国と国の境も薄まり、
世界が近づいてだんだんとグローバル化されてきています。
人々が自由自在に空を行き来し、文化や思想が混ざり合い、
今後、より多様化される価値観になるだろうと思われます。
それは実に素晴らしい!
でも・・・
様々な物が便利になり、豊かになり あきらかに自由が増えているはずなのに、
常に時間に追われ、ゆっくり出来ない環境
様々な価値観を持てる、言える、時代なのに
他者との付き合いに疲れている人々
何かがおかしい・・・
なぜか、「負」のイメージが周りを見ても根強い
確かに、バブルの頃からすれば未来は見えない。
だけど、他国と比べると、まだまだ豊かな国である。
それなのに、なぜこんなにネガティブなのか?
豊かな生活を手放すことへの恐怖がそうさせているのだろうか?
何が原因かは僕にはわかりません。
だけど、これだけは肝に銘じておかなければならないと思う。
今の豊かな日本を築き上げた背景には、
国のため、会社のためにガムシャラに身を粉にしてきた人たちがいることを・・・
この土光さんたちのよう、
諦めない精神こそが日本人の最大の武器であり、
ここまでの地位を築いてきたんだろう!