心と体の痛みの関係
カテゴリー:整体ブログ 公開日:2013年01月18日脳幹を調整し、免疫力・自律神経を整える大阪堺市/整体院エール 木村です
こんにちは!
ゲートコントロールとは?
について綴ってまいります。
信頼関係のある先生の施術を受けると「楽」になり、
信頼関係のない先生の施術だと余計に「しんどい」・・・
というような経験って、皆さんはないでしょうか?
確かに腕の差が原因って事もあるでしょうが・・・
しかし、仮に寸分変わらぬ全く同じ施術を受けたとしても 、
快・不快の「心」の受け取り方で、痛みの感じ方に大きな変化をもたらします。
そのメカニズムをここで紹介していきます。
<痛みの刺激>
- 抹消神経の感覚神経(痛覚)から脊髄へと伝達
- 脊髄から脳へと伝達され、脳で痛みを認識しているのです
脊髄には痛みをコントロールするゲート(門)がある!
痛みの神経(感覚神経)には太い神経と細い神経があり、脊髄(硬膜外)のところでどちらの神経を脳に伝えるかコントロールします。
太い神経には触覚(触る)、圧覚(押す)、振動覚(ゆする)なども脳に伝えるので、 痛みが脳に伝達されている時に、触る、押す、ゆするなどの刺激を入れることで痛みの神経(細い方の神経)を閉ざす役目をしてくれるのです。
それが、ゲートコントロールです。
足の指を柱の角にぶつけた時なんかにそれらの刺激をされるでしょ?(痛)
無意識にしている事なんですが、ちゃんと理にかなっているのですよ。いわゆる「手当て」ですね(笑)
ゲートが開いている時 ⇒ かなり痛く感じる
ゲートが閉じている時 ⇒ あまり痛みを感じない
また、このゲートの開閉は様々な要因によって調節されていて、触る・押す・ゆするだけでなく、「心」の状態によっても、開閉に大きな変動を生じます。
たとえば、仕事の時に肩が痛いと思っていても週末になると肩の痛みなど忘れている。
皆さんも、心あたりがあるんじゃないですか?
- 気分の良いとき
- リラックスしているとき
- 心穏やかなとき
などは、ゲートは閉じられています。
逆に・・・
- 不安な気分のとき
- イライラしてるとき
- 落ち込んでいるとき
などは、ゲートは開かれています。
痛みのゲートが開きっぱなしの人
- 強い精神的ストレス
- 痛みによるストレス
- 自覚のないストレス(※)
などでも、痛みのゲートコントロール機能がうまく働かなくなってしまいます。
不規則な生活、暴飲暴食、不健康な食生活などでも、健康体へと戻すため、脳にとってはいっぱい命令(修復)をしなくてはならず、ストレス状態なのです。
それらストレスから、ゲートがさらに開いてしまい、痛みに過敏になり、
それが新たなストレスとなり、さらに新たな痛みを作り出していくという・・・
まさに負の連鎖であります。
そのような状態になってしまうと、普通では痛くないような刺激でも、
過敏に反応してしまい痛みとして刺激の情報が伝わってしまわれます。
患者さんの中に、軽く触れるだけで、ものすごく痛みを感じる人がいます。
体のバランスが崩れているか、強いストレス状態になっているのか、
だいたいどっちかに当てはまるケースが多い気がしますね。
不安や緊張が緩和されると、その場で痛みが和らぐということが多々あります。
心と体の痛みの関係
ゲートコントロールの他にも・・・
- 脳内のホルモン(脳内モルヒネは普通のモルヒネの約40倍の効果)
- 神経伝達物質(セロトニン、ドーパミンetc)
によっても、痛みが軽くなると言われています。
しかし、「心の状態」が何かしら関係していると思います。
「体の痛み」と「心の痛み」は密接なつながりがあり、我慢強い人、強いストレス状態、過去に辛いトラウマがあるような人は「心の痛み」を抑え込んだ結果、「体の痛み」として現れているのかもしれません。
ですから、「信じる」「ポジティブ」「感謝」「休む」が大事なんです!
たとえ、痛くても・思うように体が動かなくても!
- いつか良くなると自分の体を「信じ」、周りの意見を「信じ」、「ポジティブ」に思うこと!
- 自分の体に「今までこんなになるまでありがとう」という「感謝」の心と「休養・休息」!
をしてあげて下さい。
それが痛みを抑える近道だとわたしは考えます!
自分の意思 ⇒ 馬車に乗っているムチを持った人
自分の体 ⇒ 走ってくれている馬
だと思えば、どうでしょうか?
いつまでも、馬には走ってもらわなくていけないので休養・休息させるでしょ?
これからは、体は借り物だという気持ちで接してあげて下さいね。
また、どこへ行っても治らない = あそこはヤブだ!と色々とドクターショッピングされている方、まずは、「信じるものは救われる」からですよ^^
ドクターショッピングとは
ドクターショッピングとは・・・
信頼出来るとこがなく、次から次に、あちこちの医療機関にかかること。
現代医療の高度化、細分化によって生み出された産物ともいわれています。
- 医師は自分の専門領域にこだわり、患者の身体症状の原因が他領域(心など)にあることに気づかない
- 患者は自分の「心」の方の問題に気づいていない 相手の言うことに猜疑心
すなわち、
術者が患者さまを診るときに努めるべきは → 「疾患だけ」を診るのではなく「その人」を診ること。
患者さまが努めなければならないことは → 自分の「心」のあり方に気づくこと
ここ、めちゃくちゃ、重要ですからね〜(^o^)/
*最近(2015年以降)では、当院は、「姿勢」と「思い」「言葉」を意識することに努めています。
その根拠は、「エネルギーこそ、運気上昇の鍵!」をご参考にしてください。