筋膜の連続性(オステオパシー)
カテゴリー:整体ブログ 公開日:2010年10月06日頭蓋骨矯正で自律神経・ホルモンバランスを整える大阪堺市/整体院エール 木村です。
こんにちは^^
筋膜の緊張が内臓機能を…
先日、お越しになられたYさん、彼女の主訴は右股関節痛。
たいてい関連して右の臀部や腰部も固くなるので、触診してみたところ、
んっ??
何か、固さの質に違和感があったので質問してみると・・・
わたくし
「ここは消火器系とも関連があるんですよ」
*小野寺圧痛点・・・胃潰瘍・十二指腸潰瘍の圧痛点 臀部(腸骨稜の約3cm下)にある
Yさん
「へぇ~」
わたくし
「右おしりから腰の筋肉まで、カチカチですやん!しかも反射的な固さっぽいよ」
「右側やから、食後2時間以上過ぎて、痛みとかなかったですか?」
Yさん
「あぁ、あった!!」「えっ、何でわかるん??」
わたくし
「胃のモノは、通常だと2時間くらいで次の臓器の十二指腸に行くから、そっちに傷があれば、それぐらいから痛くなるよ」
Yさん
「今までも、何回かあるから検査したんやけど、その度、異常はないと言われるんです」
わたくし
「口内炎みたいなものやから、出来ては治りで、検査の頃にはきれいになってるんやろね」
Yさん
「ふーん、そうなんやぁ」
ちなみに彼女、遠い過去に交通事故で右膝を損傷されたよう。
検査してみると、右側脛骨のねじれと脛腓関節の過緊張、右足関節の可動性亢進症状がありました。
長い年月が経過すると、それら筋膜の緊張が、やがて股関節を取り巻く筋膜までも固くします。
また、腹膜も同様、そこが固くなればそれらの中にある臓器の「流れ」にも影響が生じてきます。
オステオパシーでは、この筋膜の連続性を非常に重要視しています!
昔の事故、侮るなかれ!ですよ^^;